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妄想に逃げるということ

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人生がまったく前進しない。思い通りにならない。

こう感じている人は、かなりの確率で過剰な妄想家が多いのです。
四六時中、素晴らしい自分の人生を思い描いてその一時の快楽に溺れます。
それで何となく達成感を感じ、その場は満足します。

しかし妄想は脳内でのことなので、当然現実世界は1ミリも動いていません。
「こうやれば出来る」「自分ならできる」
やってもいないのに、自我とうぬぼれだけがどんどん大きくなってしまいます。

妄想は過去のつなぎ合わせなので、妄想家の人の魂は今にいません。
肉体だけが現実世界に置き去りになり、魂は過去を浮遊しているのです。

妄想はある意味麻薬のようなものです。
現実の時間を止めて、快楽をむさぼるだけだからです。
妄想にとらわれてしまった人は、どんどん現実社会から置いて行かれます。
そして切羽詰ってしまうと、とんでもない短絡的な行動に走ります。

そうならない為には、今、現実にあなたの目の前にあるものを“今”しっかりと乗越えること。
その繰り返しをたんたんとこなすことでのみ、人は未来へ進むことが出来ます。


白石

smiling again