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毎日をおもしろくするには

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あなたは朝起きてまず何を思うでしょう。

「ああ今日も面倒な一日がはじまるな」

寝ぼけまなこにだるさを覚えながら、こんなふうなことを考えて一日をスタートさせていませんか?。

多くの人は、黙っていても訪れる“今日という一日”に対して特別な感情を持っているわけではありません。
“今日という一日”に特になにも期待もぜずに、これといって特徴のない朝を迎えています。


「どうせ今日も昨日と大して変わらない一日に決まっている」

じつはこうした一日の最初の考えが、その日の方向性を決めてしまっているということがあるのです。

毎日が詰まらないとなげく人は起きた瞬間からその日をあきらめ、面白くない一日だと決め付けてしまいます。
でもそれでは面白いことなど起こるはずがありません。


詰まらないと仮定して始める一日は、まず新しいことや変化を受け入れようというチャレンジングな意欲が生まれません。

今日を平穏無事にやり過ごし、はやく家に帰ってゆっくりすること。

こうした保守的な気持ちが先行するので目線は足元にしか向かわず、広い視野でなにかを発見して新しいイノベーションを生み出そうというような冒険的な精神は持たなくなります。

たとえ目の前をチャンスが横切っても、それはチャンスと認識されずに景色と同化してしまうのです。
それはまるで、毎日、同じような線をトレースするだけのモノクロの鉛筆画のような人生です。
気付きやヒラメキといった、人生に色をつける絵の具を手に入れることが出来ません。


「今日をどんなおもしろい一日に出来るだろう」

ためしに明日の朝からしばらくの間、こんな考えで布団から飛び起きてみてください。

たったそれだけの違いでマインドは上向きになり、スタートダッシュが決まります。
今日という一日を昨日とは切り離して、新鮮な気持ちで迎え入れてみるのです。

そうすれば同じような朝でも昨日と今日は違うことにすぐに気付くでしょう。
通勤、通学の景色も聞こえてくる音も昨日と今日は違う、食べるものが同じでも味や満足感が違う、朝の挨拶だって気持ちよくできるはずです。


毎日を面白くすることは難しいことではありません。

自分から変化を受け入れる体制を整え、面白いことを探す姿勢をもつこと。
なによりも期待感を持って毎日を過ごすことです。

面白いことは“探している人”にしか見えないのです。



バンコクより
白石

smiling again