記事一覧

あなたは苦しみがない世界に住みたいですか?

ファイル 49-1.jpg

みなさんの中で、苦しいことが大好きだという人はいますか?

こんな質問をしてもほとんどの人は『NO』だと答えるでしょう。
まあなかには『YES』という人もいるかもしれませんが(笑)
人は基本的に、苦しいこと、つらいこと、不安になることが大嫌いです。

家族と仲が悪い。
仕事がつらい。
恋愛がうまくいかない。
勉強がはかどらない。

苦しい理由、つらい理由、不安になる理由は人によっていろいろあるでしょうが、こういった苦しみは心を曇らせ、やる気を奪います。
人はその苦しみから逃れたくて、様々な解決策を案じては実行を繰り返すのです。

では、もし一切の苦しみ、つらさ、不安が無い世の中だったとしたら、人は幸福になれるのでしょうか?
そういった心にストレスを感じさせるものをまったく感じない世界です。

もしかしたら皆さんは、そんな世界に生まれることが出来たら、どんなに幸せだっただろうなどと考えてしまうかもしれません。

では想像してみて下さい、苦しみ・つらさ・不安などネガティブ要素となるものがまったくない世界を。


まず、あなたは悩みません。
なぜなら問題が起こっても焦りがないので悩む必要がないのです。

あなたは泣きません。
なぜなら悲しみを感じないので泣く必要がないのです。

あなたは寝ません。
なぜなら眠いという苦しみを感じないので寝る必要がないのです。

あなたは食べません。
なぜなら空腹というつらさを感じないので食べる必要がないのです。

あなたは働きません。
なぜなら生活していくという不安を感じないので働く必要がないのです。

あなたは学びません。
なぜなら無知という恥を感じないので学ぶ必要がないのです。

あなたは頑張りません。
なぜなら落ちこぼれるという落胆を感じないので頑張る必要がないのです。

あなたは係わりません。
なぜなら孤独という恐怖を感じないので人と係わる必要がないのです。


これを読んで皆さんは極端だと笑ってしまうかもしれませんが、もし人が苦しみを感じなくなったらあっという間に堕落し、何もしなくなり、人類は進化を止めて退化していくことでしょう。

実は人に限らず、生命が行動し進化していくための基本の基本は、苦しみから逃れるためなのです。

人が寝るのはなぜなのか?
それは「寝ないと死んでしまうから眠る」とか「美容のために眠る」わけではなくて、単純に眠いという現実的な苦しみから逃れたいので眠るのです。

なぜ目覚めると起きるのかといえば、寝続けることが苦しくなって起きるのです。

なぜご飯を食べるのかといえば、空腹のつらさに耐えかねて食べるのです。

なぜご飯を残すのかといえば、満腹感につらさを憶えて食べるのを止めるのです。

このように人の行動のもとになるものは、すべて苦しみからの脱却というシンプルな動機によるのです。

その昔、仏教をひらいたブッダは気絶するまで息を止める「断息」という荒行をしたそうです。
それはブッダが行なった修行の中でも1、2を争うほど、苦しい行だったそう。

そして人が息をするのは生きるためではなく、苦しいからするのだと悟りました。

苦しみ、悲しみ、つらさ、不安、恐怖 etc・・・

こういったネガティブで一見すると人の歩みを止めてしまうように感じるものが、実は人を前進させ、進化させるエネルギーにもなっているのです。

苦しみがあるからこそ人は耐え、学び、頑張り、乗り越え、成長できる。

そう考えれば、今あなたが感じている苦しみにも意味があるのだと気付けます。



バンコクより
白石

コメント一覧

あさみ 2013年03月31日(日)13時43分 編集・削除

今回も考えさせられるお話しでした。
苦しいからと逃げてばかりいては駄目ですね。
成長できるチャンスと考えることが大切なのですね。

アルイクス 2014年11月16日(日)23時26分 編集・削除

私は、苦しみのない世界に行ってもかまいません。
夢を夢で終わらせたくないですから。
苦しみのない世界に行ってどんな不便な思いをしても、元の世界に戻って苦しみを味わわないように耐えて生活していけばいいのです。

今回の話で、苦しみのない世界に行っても結局は耐えていかなければならないということを強く突きつけられました。
その話を読んだショックで、私は人生を悲観していました。
しかし、何かのために頑張ればいいということに気付き、立ち直りました。

白石 2014年11月17日(月)01時33分 編集・削除

アルイクスさん

んん???
何度もアルイクスさんのコメントを読み返したのですが、伝えたいことの意味が理解できませんでした。

>今回の話で、苦しみのない世界に行っても結局は耐えていかなければならないということを強く突きつけられました。

どのあたりを読んで、このように受け止められましたか?

アルイクス 2014年11月17日(月)02時22分 編集・削除

「あなたは寝ません」、「あなたは食べません」等といった、「あなたは~しません」という形式の文章を読んであんな風に受け止めました。
あれだけ不便な世界でも、元の世界に戻って苦しみを味わわないよう、耐えて生きていかなければならないんですよね。

白石 2014年11月17日(月)16時02分 編集・削除

アルイクスさん

>あれだけ不便な世界でも、元の世界に戻って苦しみを味わわないよう、耐えて生きていかなければならないんですよね。

なるほど、なんとなく解りました。
おそらくアルイクスさんは今回の記事を読んで、こう理解したのではないかな?

現実社会の苦しさに比べれば、「苦しみのない世界」は夢も叶えられそうだし行ってみたい。
でも何だ? 結局、苦しみのない世界に行っても寝られないし、食べられないのか?
それに耐えるのって苦痛だし、不便じゃん!
なんだよ、結局、苦しまない世界は無いのか・・・。

こういう感じで受け止めて、悲観なさったのではないかと思ったのですが、どうでしょう?

まずアルイクスさんに理解していただきたい点、

「苦しみのない世界」は現実世界にはもちろんありません。
“もしも”こういう世界があったなら、人間は進化の歩みを止めてしまうだろうという今回のお話しをするうえでの、一つの仮定として登場させただけです。

それを理解してもらっているうえで説明します。

>あれだけ不便な世界でも、元の世界に戻って苦しみを味わわないよう、耐えて生きていかなければならないんですよね。

ここはアルイクスさんが勘違いしているところですが、
「苦しみのない世界」は生きていくことに苦痛がない、葛藤もない、耐える必要もない、不安になることもない、不便に思うこともない世界なのです。
まったく耐える必要はありませんし、そもそも耐えようという概念すらない。

眠いのを我慢して寝ないわけではなく、そもそも眠くないから寝ない。
お腹がすいて苦しいのに、我慢して食べないわけではなく、そもそもお腹がすかない。だから食べない。
そういう世界です。

一見すると、苦しまなくていいなら、これ以上ないくらいにパラダイスにも思えます。

ただし、そういう環境下では、人は成長はしないのです。
なぜなら現状に満足しているので、あらたなことを始めようと思わないですし、そもそも夢すら見なくなる。

人がなぜ成長しようと思うのか?頑張ろうと思うのか?夢を思い描くのか?

それは現状に満足していないから。

今よりもより良い、楽しい人生を歩みたいと願っているからです。
それを叶えるためにあえて苦痛も乗り越えようと思う、頑張ろうと思うのであって、今に満足している人はわざわざ苦しもうとは思いませんし、そもそもその発想すら沸かない。

今回の記事で僕が伝えたかったことは、そういうことです。

もちろん自分は成長しなくてもいいから、まったく苦しみのない世界の方がいい、という個人的感想を持つ人も一部いるでしょう。

ただし、人類はそういう選択はしないで現状に至ります。
もし人類が「苦しまない世界」に重きをおいていたら、今はまだ石器時代かもしれませんね。


アルイクスさんに僕の真意が伝わったかは解りませんが、、、

今回のコメントは、情報を発信する側として「人によって色々な受け止め方があるな」と僕も勉強になりました。
どうもありがとう。

アルイクス 2017年09月27日(水)15時14分 編集・削除

運が限り無く良ければ、不幸な思いをすることがなく常にいいものを与えられます。
そう、運が限り無く良い人は苦しみのない世界にいる存在なのです。

アルイクス 2017年09月27日(水)19時24分 編集・削除

運が限り無く良ければ、苦しむことがないのです。

コメント投稿

投稿フォーム
名前
コメント
文字色
削除キー
 ←設定しておくことで後から削除・編集ができます
投稿キー
投稿キーには半角数字で「3031」と入力してください(スパム対策)

smiling again