魂の存在もいつか科学で解明・証明される日が来るのではないか
これはこのブログの2015年1月の記事
魂の大実験を解説してみます内での僕のコメントです。
2014年にブログ読者307人の方に参加してもらい開催した、大規模な魂の実験の結果について解説をした中での一言です。
この解説の中では科学的な見地からのアプローチで、魂についての見解を述べました。
多分、実験に参加して下さった古参の読者もほとんどの人はお忘れでしょうし、読んだことのない人もいらっしゃると思うので、ぜひ一度お読みください。
記事では、量子という物質の根源となるものと魂の関係について、世界中の科学者の話などを交えながら解説させてもらいました。
量子というキーワード
今回は、この量子と魂の関係について僕の見解などをつらつらと書いてみようと思います。
科学講義みたいで興味ない人には申し訳ないのですが、どうしても文面で残しておきたかったことなので、ぜひお付き合いください。
とっても興味深い内容になっていると思います。
この量子というもの。
一般的にはあまり使うことのない言葉ですが、実は量子はとても身近な存在です。
「へー、私の周りでは見当たらないけど・・」と思ったあなた。
この量子は、身近などという陳腐な言葉では表しきれません。
実はこの世に存在するすべての物質はほぼすべて量子で出来ているのです。
そう、すべてです。
今、皆さんがSSSを読むのに使用しているパソコンやスマートフォンはもちろん、今みなさんの着ている洋服も、みなさんが毎日食べる食事も飲む水も、今、吸っている空気もです。
それだけではありません。みなさん自身も小さな小さな量子の集合体なのです。
量子は、物体を形つくる分子や原子などのナノサイズの粒子だけでなく、さらに小さな電子や中性子、陽子も量子です。
もっと言えば、目に見える光も光子という量子ですし、宇宙から注がれるニュートリノなども量子です。
つまり目に見えるものも見えないものも、我々の地球上に存在するすべてのものは量子という物質で出来ているのです。そう地球自身も含めてです。
今、世界中の巨大IT企業や研究機関では量子コンピューターという、優れた計算能力を発揮する新たなテクノロジーを用いたコンピューターの開発に対して莫大な資金を投資して実用化を競い合っています。
最近、ニュースなどでよく耳にする機会も増えてきたのではないかと思います。
この量子コンピューターは、従来の0と1で計算する2進法のビット式のコンピーュターに比べて、天と地ほどの違いのある計算能力を秘めています。
どのくらい違うのかというと、今、世界各国で順位を競い合っているスーパーコンピューターと言われるものがあります。
(ちなみに2022年現在で、もっとも優れた計算能力を持っているのは富岳という日本開発のコンピューターです。)
「スーパーコンピューターで1万年かかる計算を、わずか3分で計算してしまった」と発表したのは2019年のGoogle社です。
この発表は世界中の研究者に大きなインパクトを残しました。
しかしまだまだ計算エラーも多く、本当の意味での実用化までには数年は掛かると思いますが、いずれにせよ桁違いのとんでもない能力を秘めているのが量子コンピューターと呼ばれるものです。
この量子の特徴として面白いのは、人間が定義している常識というものが量子にはまるで通用しないことです。
たとえば量子は地球を貫通してしまったり、ペアの量子を2つに分けて、それぞれを地球の裏側などの遠い場所に離しても情報を同時に共有したり出来ます。
理論上は例えば何光年離れていても同時に情報を共有できるそうで、そのスピードは光のスピードも超えてしまうので、光より速いものは存在しないとしたアインシュタインの相対性理論も通用しません。
こういった不思議な量子の働きを研究する量子力学は、人類を大きく進化させる可能性を持った最先端の学問ですね。
その量子力学の中でも本当に面白いと思った研究は、2重スリットの実験です。
この実験は、今世紀最も美しく難解といわれる実験で、とても有名なものですからご存じの方も多いことでしょう。
一応、ご存じない方のために図解付きで簡単に説明してみます。
小さい砂の粒が発射される噴射器があります。
それを2つのスリットが開いた壁に向かって噴射したとします。そして、このスリットの先には接着剤がついたスクリーンがあります。
すると、スリットの壁の先にあるスクリーンには、スリットをすり抜けた砂粒が付着するわけですが、どのような模様になると思いますか?
こんな模様になるのではないかと想像できますよね。
実際その通りです。砂粒はまっすぐ飛んでいくわけですから、スリットを抜けた砂はそのまま2本の線となって現れます。
それでは次に、砂粒噴射器の代わりに電球を置いて明かりを照らしたら、スリットの先のスクリーンにはどんな模様が出ると思いますか?
するとこんな模様が壁に映し出されます。
このような縞模様になる理由は、光の場合は砂粒のように真っすぐ進むわけではなくて波の性質があるからです。
スリットを抜けた光の波の山と谷が打ち消しあいながら干渉しあって、濃淡のある縞模様になるわけです。
ここまでで分かることは、粒のような個体はまっすぐ進む性質があって、光には波打ちながら進むという性質があることです。
その上で、今度は砂粒の代わりに量子のひとつである電子を一発づつ電子銃で打ち込んでいきます。
そうするとどんな模様がスクリーンに残ると思いますか?
すると、このように何本もの縞模様が浮かび上がるんです!
電子は一発ずつ打っている粒なので、波のように干渉しないはずなのに、なぜか砂粒の時のように2本線ではないんですね。
この模様を見て、研究者は電子は波の動きをするということなのか?と考えました。
そこで研究者は、電子銃から発射された電子が、2本あるスリットのどちらを通過してスクリーンに跡を残しているのかを確認しようと思いました。
電子銃とスリット壁の間にセンサーを設置して同じ実験を行ったのです。
そして浮かび上がった模様がこれです。
0
???????
人間の想像をこえた驚愕の実験結果ですよね。
さっきまで現れていた縦の縞模様が、2本線になってしまうのです。
つまり、波のような挙動だった電子が、人間が観測すると粒のように真っすぐ進む性質に変化してしまうのです。
不思議すぎますよね。
電子はヒトの眼を察知すると、なぜか挙動を変えてしまうのです。
このあまりにも有名な2重スリット実験は1961年にはじめてドイツの大学で行われました。
しかし60年以上経った今だに、なぜこのような現象が起こるのかを証明している研究結果は出ていません。
これを解明したらノーベル物理学賞は間違いないでしょう。
どうですか?面白いでしょう。
本当に不思議なふしぎな量子の世界ですが、、、、
さて、ここまでは長い前振りです(笑)
いよいよ本題ですが、、、、
ちょっと長くなってしまったので、もったいぶって一回区切りましょうかね。
お楽しみはまた次回 Pert2ということで。
東京より
白石
RR 2022年03月02日(水)18時22分 編集・削除
白石先生
何度も何度も記事を読み返し、
内容を理解できました。
今回は、魂の筋トレではなく
脳の筋トレで筋肉痛になりそうです笑。
(たまにはこう言う刺激も良いですね!)
二重スリットの実験(量子力学)の話から、
この後どういう風に話が進んでいくのか…。
今まで知らなかった事、
新しい事を知りたい気持ちで
ワクワクします。
魂についての考察、研究を白石先生は
長めコツコツと続けられ
その成果・結果を分かち合って下さっている事…
心から感謝を申し上げます。