こんにちは、白石です。
さて、今回の『魂の智見』は、“瞑想”知らぬは一生の損 part2です。
前回のエントリからすこし時間が経ってしまっていますので、ぜひpart1を読み直してから戻ってきてもらえればと思います。
“瞑想”知らぬは一生の損 part1
前回は瞑想が人にとって良いものであるというザクッとしたお話ししか出来ませんでしたが、今回からより具体的なことについてお伝えしていきたいと思います。
さて、まずこの疑問から。
そもそも、いったい瞑想とは何なのでしょうか?
一般の雑誌・ネットなどのメディアでも最近は“瞑想”が紹介されることが多くなってきました。
しかしその内容を見てみると、大体どこも同じなんですが、瞑想することによって得られるメリットを中心とした紹介の仕方になっています。
心が落ち着き、集中力が増し、ストレスが緩和され、健康な肉体になる、などなど。
こういった精神的・身体的なメリットが得られる瞑想はすごい、といった感じですね。
こういう紹介が多いので、どうしても皆さんは、たとえば筋肉や関節を伸ばすことで身体の調子を整える“ストレッチ”の同列ような、一種の“健康法”として瞑想をとらえている方が多いのではないかと思います。
もちろん、ひとつの健康法として瞑想をとらえることは、取っ掛かりとしては悪いことではありません。
しかし、そこはこのSSSの読者の皆さんですからね(笑)
ここはもうひとつ奥にある瞑想の本質を理解したうえでスタートしてほしいところです。
そうすれば、より瞑想のすばらしさや効果を深く感じとることができ、そして長く続けることができるはずです。
瞑想は健康法ではありません。
瞑想をすることで得られる肉体的・精神的メリットは、単なるオマケのようなものであって、決して目的ではないのです。
では瞑想をする目的とはいったい何なのか?
それを理解するためには“瞑想”をこうとらえればいいでしょう。
瞑想は“魂の睡眠”である。
ふんふん、なに?余計わからなくなった?(笑)
いやSSSを熱心にお読みいただいている読者の方でしたら、僕の言うことは何となくでも理解できるはずです。
魂の睡眠
魂は肉体という“上物(うわもの)”を一時的に支配しているだけのオーナーだということは、以前からお伝えしてきたことです。(この辺を理解できていない人はこのあたりのエントリを読まれるといいでしょう。)
魂と心の違い
じつは魂はとっても働き者なのです。
魂にとっての仕事、それは自分が担当した肉体を長く生かすことですから、基本的には不眠不休で24時間365日働き続けています。
肉体が朽ちて動かなくなるまで、つまり死ぬまで働き続けているのです。
肉体は働き続ければ、だんだんと疲れが溜まり、正常な状態が保てなくなってきますよね。
でもこれは、魂もしかりだということなのです。魂だって疲れが溜まるのです。
肉体は疲れが溜まると眠りにつくことで回復に努めますが、魂の場合は基本的に不眠不休で活動しています。
たとえ肉体が睡眠中であっても、人間は夢を見て、呼吸をして、血液を体内に循環して体温を保ち、内臓を動かして、寝返りを打って、完全にその活動を止めることはありません。
これらの生命の維持は、その根源に魂の働きがあるということなのです。
魂がその活動をやめるときは、つまり人間の寿命を意味します。
そう、あなたの心臓は勝手に動いているわけでは無いということ。
今ドクドクと波打つように動いていている心臓は、魂があなたの肉体に宿っていて、今この瞬間もしっかりと働いてくれているという証なのです。
どうですか?
すこしは自分の魂を大事にしようと思いましたか?
多くの人は肉体の健康ばかり心配し、気をつかい、お金をつかい、時間をつかって、何とか健康を維持しようと必死になります。
やれ「これは身体によい食物だ!習慣だ!健康器具だ!」といった具合です。
ほんとに僕に言わせると愚の骨頂なのです。
人間の健康を保つ上で、魂ほど いの一番にケアしなければならない存在はありません。
魂が健康であって、はじめて肉体は正常に機能しようと活動しますが、一般の方で魂の健康を気にする人はほとんどいないのが実情です。
魂をおろそかにしてしまうことが、すべての元凶になっている事実を知らないのです。
疲れた魂を、すこしの間、休ませてあげることができる“技”
それこそが“THE 瞑想”なのです。
思わずTHEをつけてしまうくらい、瞑想は魂にとってのご褒美になります(笑)
よく言われる瞑想によって得られるメリット、精神集中や疲労回復やストレス解消やら、、、
こんなものは実は小さい小さいことであって、魂が休息を得られたことによる、ほんのささいな好結果のひとつに過ぎません。
瞑想の本質はそこではなく、魂が一息つけることでその活力がグンと増すこと、パフォーマンスが高く維持できること。
それこそが重要なのです。
魂のパフォーマンスが上がれば、肉体の維持力だけでなく、魂自体の防御力にも違いが出てきます。
黒カルマに汚染されることに対して、抵抗力も上がります。
それは人生の正しい道を歩むために必要な“決断力”や“勘”の強弱にも係わっていきます。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツ、マドンナやイチローなどの成功者と呼ばれる人たちが、瞑想に取り組んでいるのも、単に言われているメリット以上のものを得られていることに気付いているからなのです。
などと瞑想の本質についてつらつらと書いていると、今回もやっぱり文章が長くなってしまいました・・・。
「なんだ、具体的な瞑想方法を教えてくれるんじゃなかったの?」
こんな声も聞こえてきそうですが、慌ててはいけません。
まずは瞑想がどれほど人間にとって有効なものなのか?
これを理解していないと単なるちょっと面倒な健康法くらいのレベルでしか瞑想を受け止めることができないのです。
正直、それでは長く続かないでしょう。
魂は文句も言わずに、毎日働いてくれていますが、ある日いきなり壊れてしまうパソコンのように、知らず知らずのうちにバグが溜まっていたりするのです。
瞑想はメリットを得るためのものではなく、デメリットを無くすためのもの。
そういう思いではじめることで、結果としてメリットも生まれてくるのです。
次回の魂の智見では具体的な瞑想方法を“必ず”やります(笑)
東京より
白石