さて前回の宿題のエントリから一週間が経ちました。
お一人でいくつも答えを書かれている方もいらっしゃいましたが(笑)
広く見れば正解者はいるけれど、いずれも絞りきれていない感じで90点止まりといった方が多かったでしょうか。
一番多かったのは『火山』という答えでしたが、これは過去の僕の話しからすぐに想像できるところでしょうから、ほとんどの方が書かれていました。
でもこれでは安易すぎるので100点は出せません。
他には“荒地”“磁場”“古文化”“神聖な場所”等々・・
たくさんの回答を頂きましたが、はたして100点は出たのでしょうか?
ではレクチャリングしながら答え合わせといきましょう。
まず前回出した宿題を振り返ります。
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(問題)
下記にある7箇所の有名ヴォルテックスに共通するものとして、
山や高地であること以外に何があるでしょうか?
北米 アメリカ アリゾナ州 セドナ
北米 アメリカ ハワイ州 キラウエア山
南米 ベネズエラ ギアナ高地
南米 ペルー マチュ・ピチュ
アジア インドネシア バリ島 アグン山
アジア フィリピン チョコレートヒル
アジア 日本 富士山
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こんな問題を出しましたが、
この問題のキーとなるのはそれぞれの場所です。
世界地図にそれぞれのヴォルテックスを赤点で示してみました。
するとすぐに解ることがありますね。
そうです。ほぼすべてのヴォルテックスは太平洋沿岸地域に集中しています。
そのことに気づいた方も何人かいました。
でもまだそれでは満点ではありません(笑)
今回の出題にあたり、じつは僕の中ではいくつかの“キーワード”を設定していて、もしそれが出たらその方を正解にするつもりでいました。
そのキーワードとは?
さあ、お待たせしました正解発表です。
環太平洋火山帯(もしくは、Ring Of Fire)
ホットスポット
海山群
このうちの一つでも出れば満点で正解です。
あまり耳にしない言葉かもしれませんが、これらの答えを導き出すのはそんなに難しいことではありません。
実際にそれぞれのヴォルテックスの場所を地図で調べた人はすぐに“太平洋”という言葉が導き出されるでしょう。
そこで“太平洋”と“火山”という二つのキーワードを頭の中で結び付けることが出来れば、インターネットで調べれば一発目にwikipediaで答えが出てきます(笑)
今回はさらに難しくするためにあえてハワイを入れました。
ハワイはwikipediaの図ではリングの中に入っていませんが、太平洋を縦断する天皇海山群(海底山脈)のひとつの山で、この海山群は環太平洋火山帯に連なっています。
まあそこまで完璧に答えるのは地学を勉強している人でないと解りませんので、今回は上記した「3つのキーワード」もしくは「太平洋沿岸の火山帯」と答えられた方を正解にしたいと思います。
正解者は・・・もったいぶって最後に発表します(笑)
さて講義の続きです。
もちろん例えばエジプトのピラミッドですとか、フランスのモン・サン=ミシェルなどもヴォルテックスだという意見もあると思いますが、いずれも人工の手が加えられた二次的なパワーの集約地のような場所が多くなり、本当の意味での太古から続く大自然の生み出すものとは質が違うでしょう。
古来から地球の姿が剥き出しになったような場所から生み出される、圧倒的で不思議な力が湧き出る場所というのはやはり限られている。
そしてその場所の多くが太平洋沿岸地域に集中しているということに注目しているスピリチュアリストは多分そういないような気がします。
(そういうことを発表している記述などは見たことがありません)
このことはなぜ僕が火山、ヴォルフォースにこだわるのかを探るヒントなのです。
世界的なパワースポット、ヴォルテックスの多くは太平洋を取り巻く火山帯の中にあるのです。
たとえば有名なセドナにはシャスタ山が近くにありますが、あの山も活火山ですね。あまり知られていませんがもともと近隣のグランドキャニオンを含めて北部のイエローストーンまで、アメリカ北西地域は世界一の大火山帯です。
ベネズエラ他6カ国にまたがるギアナ高地には火山活動はほとんどありませんが、あのエンジェルフォースで有名なテーブル状の山々が続く様子はどこかグランドキャニオンやオーストラリアのエアーズロックを思い出させます。
あきらかに何もなかった平地を強引に押し上げたような四角い山の地下には、強い地球のエネルギーが眠っているのです。
またギアナ高地のすぐ北部に位置するカリブ海近辺はプレート銀座となっていますが、ギアナ高地一帯はいわゆるプレートテクニクスのゼロ地点となっていて、横からのひねりの力が掛からない稀な地域なんですね。大陸なのに何万年もほとんど移動してない地域なんです。
かわりに真下からの力が加わって、ああいったテーブル状の山が出来るのかもしれませんが、いやはや一度は行ってみたいですね。
フィリピンは1991年に大噴火したピナツボ火山が有名ですが、世界有数の火山大国です。
ちなみに火山帯を利用した地熱発電がすすんでいて、実に発電量の1/4は地熱発電でまかなっています。
ちなみに日本がもし本気で地熱発電を始めれば、原発の問題などあっというまに無くなります。
まあこの話しは近いうちにしたいと思いますが、火山のパワーというのはヴォルフォースのようなスピリチュアルな力だけでなく、人間社会においても重要な力の源となり得るんですが、なぜか注目度が低いんですよね。
特に日本においては温泉くらいしか注目しません。
まあブログの一話にしては長くなりすぎなのでこのへんで打ち切りますが、
ヴォルテックスと太平洋を取り巻く火山帯の関係に不思議なつながりがあることを今回の講義で学べたのではないかと思います。
人間に癒しや活力を与えるパワースポットと地中のマグマの力は強い結びつきを持っているのです。
さて、では満点正解者の発表です!
maruさん
にゃ~さん
以上お二人のみ太平洋沿岸と火山を結びつけることが出来ました。
100点!!大変よく出来ました。素晴らしいですね。
特にmaruさんは今回唯一、答え一発のみで『環太平洋火山帯』というキーワードを答えられたのは驚きでした。
スピード的にもにゃ~さんより早く答えられたので、今回の約束の賞品をお贈りしますのでメールを下さい。
惜しくも満点でなかった人は残念でしたが、またそのうちに抜き打ちテストするかもかもしれないので、そのときにまたリベンジしてください(笑)
それでは今日の講義はこれまで。
バンコクより
白石