人は自分を他人と比べることで、落胆したり、安心したり、優越感を憶えることを繰り返しています。
個々の能力や物ごとには少なからず差がありますが、その勝ち負けに必要以上にこだわってしまうことは、万が一、圧倒的な差をつけられたときに大いなる落胆と諦めの心に自信喪失するリスクを背負っているのです。
また勝ったにしろ負けたにしろ、無駄に争いの軋轢を生み出し魂を削ることに繋がります。
ですから僕は、勝ち負けに心を割くのではなく、自分自身がいかに能力を発揮できるかにこそ人間の真の進化があると思っています。
その追求こそが、自分に本当に適した道を探し出すことへと繋がるのです。
ものごとの優劣は他人との差ではなく、自分との戦いだということ。
他人を蹴落とすことで得る勝利に価値を見出すのではなく、自分の能力をフルに発揮することに精進することこそが、人間の価値を高めることといえるのではないでしょうか。
白石
さい 2012年11月06日(火)09時01分 編集・削除
白石様。
その通りだと思います。
私は長年、競争の激しい仕事分野に身を置いて、負け続けてボロボロになりました。
あまりに辛かったので、最近は今までの自分より少しでも成長できれば良し!という考え方に切り替えて少し楽になりました。
けれど油断すると、すぐに他と比べる精神状態に戻ってしまいます。
そもそも周りや社会が競争原理で動いてますし、挑発してくる人も沢山います。
こればっかりは、本当に自分の心との戦いです。
なにもかも失ってもいい!という開き直りも必要かと思います。