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捨てる勇気

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なかなかモノを捨てることが出来ない人っていますね。


「これはいつか使うことがあるだろう。」

「ぼろぼろだけど愛着があって捨てられない。」

「これが自分の手にあるのには、きっと意味があるはず。」


本当に大切なモノだけでなく、一見するとゴミにしか思えないようなものまで様々な理由をつけて、捨てられない人はどんどん溜め込んでいきます。

もちろん多くのモノは結局まったく使うことなく、ただ場所を占領しているだけです。

本人も解っているのですが、どうしても一度手に入れたものを手放す事に対し、不安的な感情が先行しスパッと捨てることができません。
モノに対する強い執着心や依存心が芽生えてしまっていて、捨てることはまるで自分の存在意義をも捨ててしまうことというような、強い脅迫観念すら覚えてしまうのです。


こういう“捨てられない人”は多くの場合、モノだけにかかわらず、どうでもいい情報も溜め込みますし、過去の思い出や経験すらも切り離せないで溜め込んで行きます。

3ヶ月も経てば忘れてしまうようなゴシップ記事やニュースに、毎日貴重な時間を割いて一喜一憂したり、感情移入したりします。

過去の失敗や栄光を何年も引きずり、新しい未来の構築ができないまま歳を重ねていく人も多くいます。


彼氏に振られたことを忘れられずに、新しい恋に向かう気が起きないだとか、

仕事の失敗でリストラされて、新しい職を探す気になれないだとか、

輝いていたころの自分と今を重ねて、落胆の日々を送っているだとか・・・


でもこんなのは、使わないモノに占領されて、足場を失って動けずにいるだけの乱雑なお部屋の状態のようなものです、まったくナンセンスなのです。


解決方法はひとつだけ、簡単な話しです。
捨てればいいのです。

モノを捨てることが下手な人は、こういう気持ちの切り替えも下手な人が多いのです。
過去を捨てることが出来ません。

とっくに過ぎ去ったことを何とか心のなかで整理しようとしますが、そもそも過去を整理しようとしても状況を変えることなどタイムマシンがないと無理なんですからね(笑)


結果として整理などできずに、ただ積みあがっていくだけです。
そう、全く読まないのに積みあがっていく古本のようにです。


運の良し悪しを決めているのは part4 でも言ったように、捨てられないことはケチなことにも繋がっています。


世の中には“もったいない”という精神が美徳であるという風潮がありますが、この考え自体は基本的に間違いではありません。
モノを大切に扱うことはいいことでしょう。
しかし必要以上にモノや過去に執着してしまう生き方は決して美しいとはいえません。

それでは我々はどのような生き方を目指すべきなのでしょうか?

それは、極力モノを持たない生き方、過去に縛られない、シンプルな生き方こそが美しく完璧な生き方です。


僕の好きなブッダの言葉にこういうのがあります。

『鳥はどこへ行くにも翼しか必要としない。
ただのひとつも荷物も持たずに己だけで飛んでいく。

しかしその姿は完璧である。

人間も同じように、今着ている衣と食器一つあればそれでいいのだ。』


余計なものに縛られた人生を歩むことに対する戒めの言葉でしょう。

なにかに強く依存してしまっている人や、過去に縛られてしまっている人は、思い切ってそれを捨ててしまいましょう。
後ろ髪を引かれながらではなく、気持ちよくスパッと捨ててしまうのです。捨てることを怖がってはいけません。

そうすれば、スカッとした気持ちで、新しい地へ向かって飛び立てます。



バンコクより
白石


※ここのところ帰国準備でワタワタしていてブログさぼりがちでしたが、そこはお許しを
9日からバリに入り、アグン巡礼のあと、半年振りの日本帰国です(笑)
今年の夏は日本で過ごします。

しかしなんか最近日本も暑そうで、気温的にはバンコクと変わらないみたいなんだけど・・・

想う人から思われずに、思わぬ人から想われる ―魂のリプライ―

今回の『魂のリプライ』
ブログ読者の方からいただいた相談や質問に白石がお答えするコーナーです。

今日の相談はこの方です。

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先生、はじめましてKと申します。
是非鑑定内容よろしくお願いいたします。

お願いしたいのは、恋愛についてになります。
思う人から思われずに、思わぬ人から好かれて困ってといったことを繰り返して、気がつけば32歳になってしまいました。

現在も付き合っている人はいなく、自分に自信がないので気になる人を誘えないです。

このままではいけないと思い、たまにお見合いパーティーなどに参加していますが、うまくいきません。
このまま、子供も産めないで、一生独身で過ごすことになるのではないかと不安になっています。


宜しくお願いいたします。

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さて今回は恋愛についてのご相談です。

Kさんは恋愛に見放されたまま32歳となり、今は孤独な将来に対して恐怖心が湧き上がってきています。

Kさんがなぜ恋愛に見放されてしまっているのかは後ほど詳しくお伝えしますが、今回のKさんのような恋愛問題で悩んでいる人も多いでしょうから、まずは自分に自信がないという部分、特にルックスと恋愛観についての僕なりの考察をレクチャーしてみたいと思います。


よく実年齢=恋人いない歴みたいな人も多くいます。

でも動物界の自然の摂理のなかで考えれば、何十年も生きていてまともに付き合った人が一人もいないというのは通常はありえない話しです。

24時間365日を真っ暗な穴のなかで過ごすモグラでさえ、ペアを見つけることができるのです(笑)


いったいなぜ?人間には、恋愛に見放されてしまう人がいるのでしょうか?


恋愛に至らない理由をよくルックスや体型などのせいにする人もいますが、たしかに容姿が美しい人は、そうでない人よりも最初の入り口としてチャンスが多いのは事実です。
自然界でも羽の美しさですとか、模様の綺麗さ、角や体の大きさなど、ルックスで異性を惹きつける動物や昆虫はいます。

しかし人間は動物や昆虫と違い、ルックスなど単的な魅力ばかりに注視してペアを選ぶ人ばかりではありません。

人の好みと言うのは本当に人それぞれであって、痩せている人を好きな人もいれば、太っている人を好きな人もいます。
若い子を好きな人がいれば、歳上でないと嫌だと言う人もいるでしょう。

むしろルックスの良い人は浮気されるのが心配だから遠慮したいという人も結構いますし、性格第一、優しい人でないと駄目だという人も多いことでしょう。

そう考えると人間は野生の動物などよりも、よっぽど恋愛に対する間口は広いのです。


また恋愛のゴールを結婚とするならば、そこに至るまでにはルックスだけではカバーしきれない問題もさまざま見えてきます。

見た目はタイプだったので付き合ってはみたけれど、どうも性格が全く合わないですとか、価値観が違いすぎるですとか、実は浮気性だったりですとか、見えなかった家族や経済的な問題があったりですとか、、、
むしろすべてがパーフェクトである方が少ないくらいかもしれません。

つまりルックスが良ければ結婚まで順調に進むということはまったくなくて、あくまでスタートダッシュが決まりやすいというくらいのメリットしかありません。

結婚生活は100メートル走ではなくマラソンのような長距離走ですから、むしろ大切なのは持久的な魅力が自分にあるかどうか?
一緒にいて安心できる、癒される、楽しめる、こういう息の長く続く魅力が自分にあるかどうかの方が恋愛にはよっぽど重要なことなのです。


自分はルックスが悪いからモテないと思い込んでいる人は、恋愛に対する視点が短絡的で野生動物に近いのです(笑)
誰もがルックス基準だと思い込んでいて、印象的な好き嫌いに対し、相手ではなく自分でその判定をしてしまう。

他人が自分をどう見ているかではなく、自分が自分をどう見ているか?というところに縛られてしまい、最初から可能性が無いものと決め付けてしまいます。


本当は多くの異性が望むような優しさや思いやりを持っているのに、それをまったく外に見せることなく仕舞い込んだままだったり、美味しい料理をつくることが出来るのにそれを発揮することが出来ずにいたり、

ルックスの良し悪しが恋愛のすべてだと思い込んでしまっている人は、自分を最も輝かせることができる“魅力的な武器”を発揮できる機会作りにこそ力を入れなければなりません。

ルックスに自信がないのなら、何に自信があるのか?

その部分を相手にアピールできる機会をどうすれば得られるのか?

人が恋に落ちるウイークポイントは一箇所ではない、ということを頭に入れて行動してみることをお勧めします。


さて、そこで話しを今回の相談者のKさんに戻したいと思います。

なぜKさんは恋愛にめぐまれないまま、年齢を重ねてしまったのでしょうか?


『好きな人からは好かれずに、どうでもいい人からは好かれる。』


ここにKさんの恋愛問題をひも解くカギがありそうです。

すくなくともKさんのことを好きになる男性もいるわけですから、Kさんはそれなりに自分の魅力を外に向けてアピールする事は出来ているのでしょう。
ただ問題は、それがうまく意中の相手とマッチしないだけです。


Kさんの恋愛がなぜ上手くいかないのかをリーディングしてみました。
そして魂の視点で見てみると、実はKさんの魂は他人と同調することに対して、非常に特異な動きをしてしまう悪癖のようなものがあるということが解ります。

恋愛に限らずですが、他人とのコミュニケーションを取る場合、そこには必ず魂の同調があります。

魂の同調とは、簡単に言えば周波数が合うかどうかということです。

魂には一定の波長があり、その波長の同調度合いによって、他人に対して心地よさや不快さを憶えます。

初対面でまだ会話もしていないのに、特に外見上の魅力があるわけでもないのに、なぜか心惹かれる人に会うことがあると思います。

「なんかこの人と気が合いそう」

「この人、人間的な魅力があるなぁ」

こう自分が思っている時と言うのは、実は相手も同じように感じていることが多いのです。

反対に何が悪いわけではないけれど、「なんだかこの人とは気が合わないだろうな」などと感じてしまう人もいます。

これは魂の同調度合いによって、シンクロする人と反発してしまう人がいるわけです。


まあこのあたりは、今後の『魂の智見』にて取り上げて行きますが、
Kさんの場合は無意識に波長を変化させてしまう魂の癖があり、それが意中の人に対して働いてしまうという問題があるのです。

もうすこし詳しく説明すると、魂が同調した気の合いそうな人に対して、その同調を長く続ける事ができなくなってしまう。
途中で自分から波長を変えてしまうことで、相手はKさんに対してシンパシーを得られなくなるのです。

なぜこのような問題が起こるのかというと、実はそうさせているのは魂自身ではなく、肉体、もっと言えば脳による思考です。

前回のエントリ、『魂に燃料がなくなると part 1』でもすこし触れましたが、魂の働きと言うものは実に素直で真っ直ぐ、シンプルなものです。
しかし肉体による行動、とりわけ脳による思考は、ことあるごとに魂の働きを阻害する指令を出してくるのです。
この魂の働きを邪魔する思考が強力な人ほど、魂の働きは悪くなっていきます。

Kさんの場合も、魂の波長を狂わしてしまったり遮断してしまう原因となる思考が存在していて、それが出てしまうと、良いと思った人とは同調できずに、まったく意にしていない人に対して同調してしまい好かれてしまう、というようなことが起こりやすいのです。


まあ原因は解っているので、これを治すことは実はそう難しいことではありません。
ようは悪玉となる思考のコントロールが出来ればいいのです。

自分で出来る思考コントロール法については、今後の『魂の智見』で取り上げて行きますから勉強していきましょう。


ルックスに対する間違った捉えかたと、魂の同調。


特に悪癖を治すことができれば、良いと思える人とも自然に同調できるようになっていくはずですから、今後、恋愛チャンスは飛躍的に上がるはずです。

今回はKさんの魂をリーディングしたついでに特別に遠隔同調しておきましたので、今後二ヶ月ほどは魂も今までよりも素直な働きをしやすくなっています。
今年の夏は恋愛チャンスと思って行動してみるといいでしょう。



バンコクより
白石

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『魂のリプライ』では白石に人生相談や質問をしてみたい方を募集しています!

◆内容は恋愛・仕事・家族の相談、世の中の疑問に思うこと、どんなものでも構いませんが、一部の人しか理解できないような相談や、個人が特定されてしまうような相談はご遠慮ください。

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必要ならばちょっとだけ魂に触れさせて貰いリーディングすることもあります。

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相談・質問の送り先******

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魂に燃料がなくなると part 1

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自分はなんのために生きているのか?

こんなことを考えてしまうことはあるでしょうか?

ふと心に穴が開いたような、なにか満たされない想いに支配されてしまったとき

あなたは自分の生まれてきた意味を知りたいと思います。


自分を必要としている人はどのくらいいるのか?

自分に何が残せるのか?


こういったことを考え、あれこれ問答している自分に気付いたなら
それは、あなたの魂が燃料不足に陥っているからです。


魂がパワーに満ち満ちているときは、人は生きる意味を疑問に感じることはありません。

毎日をひたすらに、ただただ走り抜けます。

生きていることに対し感慨ぶけることもありません。

ただ当たり前のように、日々を加速し続けるのです。


しかし、ふと自分の存在価値や生きる意味を考えはじめたとしたら、それはあなたの魂の燃料メーターが下がってきて警告ランプが点灯したのだと理解してください。

そうなったら魂にあらたに燃料を注ぎ込まないと、過去の惰性で残りの人生を走るだけの詰まらない生き方しかできなくなってしまうでしょう。

そして完全に魂の燃料が尽きると、あたらしいことに挑戦する意欲もなくなり、過去のまぶしい栄光に想いをふけながら、その場しのぎの愉しい妄想に逃げ込むようになっていきます。

そうなると現実の人生は段々と勢いがなくなり、あとは自然に止まるのを待つだけです。


魂が燃料不足に陥ってしまった人が、ふたたび加速感のある人生を得るためには魂に燃料が必要なのです。

ガス欠のクルマにガソリンを入れるように、魂がもう一度雄叫びをあげるようなパワーの注入ができるか否かは、自分自身の気付きと、その後の生き方に掛かっています。


では魂の燃料とは何なのでしょうか?

それは何も、奇をてらった難しいものではありません。


悦びです。


魂が悦ぶことをすることが、これすなわち魂のパワーの源になります。

魂はあなたの思考とは関係なく、常に悦びを求めます。

もともと魂にとっては、生きることもそれ自体が使命であり大いなる悦びなんですが、肉体(脳による思考)はときにそれを拒否するのです。

なにか不満があるとすぐに投げやりになって自分のことを卑下したり、存在を拒否したり、死を考えたりします。
そういった繰り返しが積もると、魂は疲労し、活力を失っていきます。

魂の使命である 真っ直ぐに素直に生きることを拒否する肉体(思考)が、燃料不足につながっているのです。


それではもう一度、人生に加速感を得るにはいったいどうすればいいのか?
魂に悦びを与えるためにすべきこととは?

次回は魂の悦びについて詳しくお伝えしましょう。
今日の講義はここまでです。



バンコクより
白石


※来月は半年に一度のアグン巡礼です。
アグンクリスタルの7月渡し予約分をそろそろ締め切ろうと思いますが、ご希望の方はお早めにお願いします。
詳細希望の方は volforce@gmail.com までメールして下さい。(携帯からの方は受信設定して下さい)

あしたの自分は、きょうの自分

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謎かけのようなタイトルで始まった今回の『人生の智慧』

今日は理想や目標を現実に出来る人と、そうでない人について話しをしてみたいと思います。


突然ですが、

皆さんに「いつやるの?」と尋ねると、何と答えますか?


「今でしょ!!」


今ならこう答える日本人は1億人はいそうです(笑)

ご存知のように最近CMで一躍有名になった予備校の林先生の決め言葉です。


この言葉、単なる流行語として捉えるにはあまりにも勿体無い、素晴らしい言葉だと思います。
僕はこの言葉をはじめて耳にしたとき、まさに『今』の重みを知っている、日本有数のトップ講師だけのことはあると感心しました。

短く単純なフレーズのなかに、人間の脆弱さをするどく突いた真理が隠されていると感じたからです。

林先生は受験生を鼓舞するために自然に使い始めたのかもしれませんが、この言葉は“今”を軽視している人からは絶対に出てきません。
“今”行動を起こすことがいかに大切なことであるのかを知り尽くしているからこそ、自然に出た言葉だと思えるのです。


何かをやり遂げるために行動するなら、それは“今”しかありえないのです。

「どうして?明日だってできるじゃない?」

こう考えてしまう人は、永遠に理想には追いつけません。

なぜなら“明日の自分”くらい信用できない人物はいないからなのです。


昨日の自分

今日の自分

明日の自分


このなかで自由に行動し、方向性を決めることが出来るのは“今日の自分”だけです。
昨日の自分は過ぎ去ってしまったことなので今さら操れませんし、明日の自分はまだ訪れていないので操れません。
つまり何かをやろうとした時に、確実に行動できるのは“今日の自分”だけなのです。

しかし“今日の自分”は得てして“明日の自分”に期待し、行動を託します。


「明日からがんばろう」

「そのうち始めよう」


でもちょっと待ってください。

“明日の自分”は、“昨日の自分”から見れば“今日の自分”なわけです。

ここからはごちゃごちゃしますけど、考えながらゆっくり読んでくださいね(笑)


さてどうでしょう?

“今日の自分”は“昨日の自分”の期待に応えられたでしょうか?
託された行動をしっかりと“今日の自分は”こなせましたか?

もし期待に応えられていない、もしくはまたまた“明日の自分”に丸投げしたというのであれば、それは言うなれば『期待の逃げ水』です。

『逃げ水』って知ってますか?
夏の暑い日などに見られる蜃気楼の一種で、焼けたアスファルトの道で遠くに見える水溜りのようなモヤのことです。
その水溜りは近づくとなぜか逃げていく不思議な自然現象です。



明日の自分、未来の自分に期待して目標や理想の遂行や責任を押し付けていても、実は“明日の自分”は昨日から見た“今日の自分”なのです。
つまり今日の自分がやらなければ、それは結局のところスライドするだけで明日の自分もやらないのです。


目標をしっかりクリアできる人は、“明日の自分”に期待し過ぎません。
むしろ“明日の自分”くらい信用できない人物はいないと疑っているのです。

常に最高なのは“明日の自分”ではなく“今日の自分”である。
そう思っている人だけが、期待以上の明日の自分になれるのです。


「いつやるの?」

「今でしょ!!」


まさに勝ち抜く人の言葉です。



バンコクより
白石

両親の病気は私のせいでしょうか? ―魂のリプライ―

今回の『魂のリプライ』
ブログ読者の方からいただいた相談や質問に白石がお答えするコーナーです。

今日の相談はこの方です。

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《相談内容》

はじめまして。Yと申します。
約一年前に白石先生のホームページを偶然見つけて、続編のホームページも拝見しています。

去年の12月の終わりくらいになぜかまた急に黒カルマが気になって、
先生のホームページを久しぶりに見に行ったところ、
別のホームページが立ち上がっていたので、とてもびっくりしました。

以前のホームページは実在する方?という感じがしましたが、今回のホームページはとても身近な感じがします。
私は人の出会いで人生が変わると思っていますが、白石先生のホームページとの出会いもそのひとつだと思っています。
これからも応援しております。

今回メールをしましたのは、現在の自分の家族の状況についてご相談したいと思ったためです。

私の母は、現在65歳ですが、2年くらい前に痴ほう症を発症し、専門病院に入院中です。

また、私の父は糖尿病を患っており、そのために脳梗塞、心筋梗塞等の大病に何度もかかり、そのたび手術をしています。
現在も糖尿病の検査のため10日くらい入院しています。
母は入院し、私は都内で独り暮らしをしているため、父はいま一人で生活している状態です。後遺症は片目を失明したのと足の痛みくらいで、
いまは父は一人でなんとかやっていますが、病院の先生曰く、血管がどこも細くなっているめ、
またいつ大病するかわからない状態ではあるようです。

両親と暮らしていたころ、私は父、母ともに好きではありませんでした。特に母には憎しみに似たものも感じていました。
私は現在独り暮らしをしており、両親とは離れているせいか、今はそういった感情はありませんが、
白石先生のホームページを見て、自分は実家にいたころ攻撃型黒カルマを両親に送っていたのではないか、
そのせいで今の両親が病気で苦しんでいるのではないか、と思うようになりました。

病気というのは原因があっての結果だと思います。白石先生は両親が病気になった原因を見ることはできるのでしょうか?
両親の病気は私が黒カルマを送ったせいなのでしょうか?また、もし送っていた場合、
黒カルマを送った私の方にも、送ったことによる影響というのはあるのでしょうか?

白石先生に何か少しでもアドバイスをいただければと思います。よろしくお願いいたします。

また、もし私が白石先生のブログの内容を理解していなくて、とんちんかんな質問でしたら大変申し訳ありません。

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さて今回はご両親の病気についてのご相談です。

相談者のYさんは現在はひとり暮らし。
母親は痴呆症のため専門の病院に、父親は糖尿病により入退院を繰り返している状態です。

現在、家族がみなバラバラになってしまっていますが、そこにはそうならざる得なかった理由があるようですね。
これからそのあたりのところを、三人を遠隔リーディングしながら魂の目線で詳しく見ていきたいと思います。

まず相談者のYさんですが、魂の硬さで言うとやや硬めといわざる得ません。
性格的には温情に厚く、誰にでも面倒見のよい母性的な人ではあるのですが、自己防衛本能がつよい面がみられ、その意識が他人を心から受け入れられない、寄せ付けないような強さを醸し出しています。
他人に対してあまり媚びることもなさそうで、人によっては生意気だと誤解されやすい人生を歩んできたかもしれないですね。
常に気をつけていないと衝突しやすいタイプの魂だと思います。

黒カルマについてですが、遠隔視認では黒カルマは見えませんが、魂がそれなりに削れているようですので多少は飛ばしてしまっている可能性は否定できません。


次にお母様の魂をみてみます。

痴呆症というのはご存知のように脳の病気ですが、魂は肉体とは別物です。
肉体が病気だからといって、必ずしも魂も病んでいるとは言えません。

言えないのですが・・・お母様の場合は魂がかなりの硬さですね。
大きさや動きから察するに、若いときは相当、勝ち気な女性だったようで、このタイプの魂の持ち主は例外なく短気な人が多いです。

Yさんはお母様は特に馬が合わなかったようですが、これはある意味仕方なかったかもしれませんね。
細かいことでもガミガミと言うストレートなタイプの母親に対して、Yさんは自分の考えを曲げたくない頑固な面が見受けられます。
おそらく顔を合わせるたびにぶつかっていた時期があったかもしれません。

お父様はというと、かなりの気分やの方のようでマイペースな人です。
魂の硬さは年齢的には許容範囲だと思いますが、ちょっと動きがスロー過ぎますね。
これは肉体的な衰え、精神的な衰えからくる魂の鈍化でしょう。


三人の魂をそれぞれ見てみましたが、その上でYさんが懸念している黒カルマについてですが、これは多少なりとも悪影響を及ぼしてきたと考えるべきでしょうね。

家族間で通年的に恨みにまで発展するほど仲が良くない場合というのは、実は一番黒カルマを飛ばしやすい環境下なのです。

それは常に身近にいる事で直接的に魂がぶつかりやすく、近距離ゆえ削りカスが付着しやすい。
肉親関係は魂の質が似ていて、お互いに受け入れやすい。
遠慮のない関係。

こういった要素は家族という常にそばにいるからこその隠れた危険性です。

親子仲が悪い家庭というのは、だいたい子供は成人すると家を出ます。
単に口うるさい親から離れて自由になりたいという願いからの行動ですが、そこにはこれ以上一緒に過ごすことへの魂の警告という一面もあるのです。

ではYさんが気にしている黒カルマと病気の関係ですが、もちろんすべてではありませんが、これは大いに関係があるといえます。

『魂は生命が生命たるコアとなる部分であり、肉体や精神は魂を取り巻く一時的な付帯物に過ぎません。』

これは以前エントリした“魂と心の違い”のなかの一文です。
「魂」と「心や肉体」の関係を「運転手」と「自動車」に例えてお伝えしましたよね。

極端な魂の凝固化と痩せは、確実に肉体と精神のコントロールの制御を狂わせます。

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病気というのは原因があっての結果だと思います。
白石先生は両親が病気になった原因を見ることはできるのでしょうか?
両親の病気は私が黒カルマを送ったせいなのでしょうか?
また、もし送っていた場合、黒カルマを送った私の方にも、送ったことによる影響というのはあるのでしょうか?

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ご両親の病気がすべて親子仲の悪さから来たものとは言いませんが、まったく影響がなかったとは言い切れません。
少なからず影響はあったでしょう。
ただそれ以上に、特にお母様については元々の魂の状態が良好とは程遠いものであったことが一番大きな原因であったように思います。
Yさんが生まれる前から、それなりに魂をいじめてきてしまっていたのです。

お父様の病気に関しては、魂から読みとる限りでは黒カルマ原因というよりも、先天的な遺伝と生活上の問題から来ているもののようです。


以上がリーディング結果ですが、Yさんに今後の助言をさせていただくなら、
Yさん自身も今のままでは、今後身体的な悪影響が出やすい状態であることをしっかりと認識しておく必要があるでしょう。

実際、すこし魂の硬さが認められますし、激しくぶつかり合った形跡も見受けられます。
同年代に比べると決して良好な魂の健康状態であるとはいえません。

今は肉体的にも若さがあるので気にしていないかもしれませんが、10年後20年後を考えると、今からでも魂にやさしい生き方を心がけたほうがいいでしょうね。今ならまだ充分に間に合います。


あと、もうひとつ助言しておきましょう。

なるべくご両親のもとへ顔を出すように心がけてください。
過去どんなに憎んでいたとしても親子は親子です。痴呆になって脳が正常な認識力を失ったとしても、魂に刷りこまれた子に対する愛情がゼロになることはありません。
Yさんが、両親のことを僕に相談しようと思ったのも、やはりそこには確かなる親に対する愛情があるからです。

過去に引っ張られない生き方、修正の道を選択していきましょう。




バンコクより
白石

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◆内容は恋愛・仕事・家族の相談、世の中の疑問に思うこと、どんなものでも構いませんが、一部の人しか理解できないような相談や、個人が特定されてしまうような相談はご遠慮ください。

◆人間関係などの相談で感情などを知りたい場合は、対象者の住所(解るところまでで結構です)・性別・生年月日・お名前をご記入下さい。これらはもちろん公開はしません。
必要ならばちょっとだけ魂に触れさせて貰いリーディングすることもあります。

◆相談・質問は送って下さっても、選ばれない場合もありますのでご了承ください。
選ばれた相談・質問には白石がこのブログでお答えします。



相談・質問の送り先******

 volforce@gmail.com

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