shiraishi report バリアグン山には人生をやり直すヒントがあった。

実は山登りは上りよりも下りのほうが疲れるんです。
しかも、このアグン山のように大岩がゴロゴロしている山は尚のことキツイです。

ちょっとでも気を抜くと急斜面から転げ落ちてしまう為、ひたすら下に引っ張られる慣性にブレーキを与える必要があります。

足先と太ももにかなり大きな負担が掛かります。

今回、登頂に合わせて登山靴を新調してきたんですが、それが良く無かったですね。

少しサイズが大きかったようで、指先に体重が集中してしまい、何度もつま先を岩に激しくぶつけましたから、両足の爪の中が内出血してしまいました。多分、しばらくすると爪は剥がれてしまうでしょう。

（醜いものをすみません。痛そうでしょう。この写真は登山後数ヶ月経過した状態です。新しい爪が、死んでしまった爪を押し出しています。この後、死んだ爪はポロっと抜けてしまいます。）

正直、ここまで歩き辛い山も珍しいです。
スタートからゴールまで平坦な場所がほとんどありません。

もし、このホームページを見てアグン山に登ってみようという人がいましたら、初心者の方は相当の前準備が必要です。

特に下半身の筋力アップトレーニングは数週間前からやった方が良いと思います。

通常の山のように同ペースで小幅に歩くことが出来ません。
大幅で岩を乗り越えたり、樹海部では深さ50センチ～くらいの穴ぼこをいくつも這い上がらなければなりません。

でも、それだけに成功時に得られる達成感は中々のものがあります。

エキスパートや普段から沢登りや岩山などが得意な方でしたら問題なく行けると思います。